ABOUT JINGO

1998年に東京・渋谷で誕生した、Tシャツやスウェット・パーカなどグラフィティ・プリントを中心に作製するウェア・ブランド。
JINGOとは英語で「強硬論的愛国主義者」という意味で、漢字では「神さまがいつもおまもりしてくれますように」という願いを込めて“神護”と表記。アートディレクターでブランド代表・ハマダのアーティスト・ネーム(屋号)としても使用している。

またブランド・ロゴに配した三つの星は、『愛』 『勇気』 『希望』 の意味を込めて設立時にデザイン。これらはJINGOが考える生きていく上で一番大切だと考えるもので、過酷な生活の中でも忘れることのないようにキラキラ輝く星に置きかえた。

98年に神宮前の店舗開店と同時に渋谷・原宿の壁や通りにビラやチョークでグラフィティ・アート活動を開始。作品の一部は日本のヒップホップグループKICK THE CAN CREWの『アンバランス』という曲のミュージック・ビデオに登場している。

スタート時よりデザインのテーマは、世界の中での日本。日本的なモチーフをいわゆる「和風」ではない、現代感覚のデザインで表現し、世界に通用する新しい日本の形に挑戦している。これまでにモチーフとしているのは、日の丸や旭日、漢字・桜、富士山といったもの。活動を開始した当時にはタブーと考えられていた日の丸や旭日をストリート・ファッションにいち早く取り入れた。2011年4月には朝日新聞国際版より『東日本大震災後、世界中で見られる日の丸デザインについてどう思うか?』という取材を受け、ハマダのコメントがAsahi Shimbun English Web Editionにて世界中に配信された。

Tシャツやスウェット、グラフィック・ワークなどの購入者は日本を始め、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、オランダ、スペイン、ポルトガル、オーストラリア、チェコ、ロシア、デンマーク、フィンランド、ノルウェイ、スウェーデン、スイス、オーストリア、トルコ、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、インド、中国、マレーシア、シンガポール、台湾、ベトナムほか、世界30以上もの国におよぶ。2012年に神宮前の店舗を休業。現在商品をウェブサイトにて販売するほか、グラフィック作品をナイトクラブや街頭で発表している。